時間軸で不動産投資に向き合えば、きっと成果は表れる|田中様インタビュー

最終更新日:2025.01.22 (公開:2025.01.21)

節税効果、家賃収入、保険、売却益など、不動産投資のリターンとして期待するものは十人十色で、オーナー様によってさまざまです。どのように運用すれば、ご自身が思い描く「理想」や実現したい「夢」を叶えられるのか。それぞれのオーナー様が、それぞれの考え方で不動産投資に取り組んでいます。

今回ご紹介するのは、「不動産投資が自分自身の大きな成長につながった」と話す田中様です。組織人事系のコンサルティング会社に勤める田中様は、2016年に都内23区の1LDKマンションの一室を購入。アクティブ運用での豊富な実績を持つコンサルタントである水迫のサポートのもと、賃料アップや資産価値向上に取り組みながら家賃収入を得ています。

田中様が物件購入に至った経緯や運用面での苦労、不動産投資で得た学びについて、担当コンサルタント水迫(高度運用戦略担当部長)とコンサルティングセールス本部役員の山口が伺いました。

体験こそ最大の学び。不動産投資へ一歩踏み出した理由とは

役員の一声がきっかけに!田中さんと不動産投資の出会い

山口今回は、メイクスを通じて不動産投資を行い、都内と名古屋に複数の物件を保有する田中さんにインタビューを行います。どうぞよろしくお願いします。

田中よろしくお願いいたします。

山口田中さんは普段、どのようなお仕事をされていますか。

田中組織人事系のコンサルティング会社で経営コンサルタントとして働いています。組織の風土や制度設計、人材育成のための研修や採用支援など、組織・人事まわりをワンストップで支援する会社です。

山口関連会社なども非常に多い、業界でも大手の人事コンサルティング会社ですね。田中さんが水迫と出会った経緯について教えていただけますか。

田中2016年、当社の役員からの紹介をきっかけに出会いました。役員の不動産運用支援の担当者が水迫さんで、私は普段からとコミュニケーションをとる機会が多い社員だったこともあり、「不動産投資に興味はないか」と声をかけてもらって。

水迫当時「非常に優秀なメンバーがいるからぜひ紹介したい業界構造や水迫さんの仕事に対する姿勢も含めて色々と共有してあげて欲しい」とおっしゃっていたことを今でも覚えています。田中さんに初めてお会いしたときも「不動産投資について色々と勉強したい」という気持ちが伝わってきて、とても前向きな方だなと感じました。

「人を信じて決める」即断・即決の投資術

水迫田中さんとお会いしたとき非常に印象的だったのが、「不動産投資をぜひやりたい」という心意気や覚悟のようなものが最初からあったことです。当時どのような心境だったのかをぜひお聞かせください。

田中お金というよりはビジネスや経営に興味があり、もっと広く勉強したいと考えていました。それはコンサルタントという職業柄も関係していると思います。運用や金融の分野を全く知らずにいるのは良くないですし、私のお客様にも金融業界の方は多いので、実体験として自分で知らなければいけないと思いました。

山口自らの経験を通して学びたいという気持ちがあったのですね。

田中私は普段の仕事においても、お客様のお店に足を運んだり商品を使ってみるといった「体験」を重視しています。そんな中で自分が「投資や運用をしていないのはおかしい」という考えがあり、体験しながら勉強したいという気持ちでした。

水迫物件の購入も即断・即決でしたね。2回目にお会いしたときにはもう購入の契約が成立するほどのスピード感でした。

田中私の個人的な考えとして、世の中にある商材はどれもそれほど違いはないと考えています。それは不動産や金融の世界も同じですから、その時に物じゃなくて「人」を基準に決めようというのがベースにあるんですね。水迫さんは、役員からの紹介である時点で非常に信頼できる人物だと判断していました。だから2回目のときには契約するつもりで判子も用意して、水迫さんが提案してくれた物件の購入を即決しました。

メイクスを投資パートナーに選んだ理由は「ビジネスモデルへの共感」

山口商材よりも人の良さ・信頼性の高さで決断いただいたということですが、他にも決め手となった部分はありましたか。

田中メイクスのビジネスモデルや不動産運用への向き合い方も決め手になりました。外資系生命保険会社などは契約した顧客一人あたりの成果報酬が営業マンに還元されるのは3年程度だと聞いたことがあります。それ以降は既存顧客からの成果報酬がなくなるため、顧客が運用で成功しても失敗しても関係ない。新規を獲得することが重要なビジネスモデルなので、契約から3年目以降は手厚いフォローが見込めないと考えていました。
でもメイクスはその逆です。水迫さんと出会った時点で、当社の役員とは当時すでに5年以上も良好な関係を作っていると聞いて、しっかり運用のフォローがあるのはもちろん、人に勧めたいほどの会社なんだと感じたのが大きなポイントでした。

山口メイクスのビジネスモデルや担当コンサルタントの関わり方を通して、その後ご自身がどんな投資体験・購入体験ができそうかを想像して判断されたということですね。

田中当社の経営方針に「お客様から紹介をいただく、またはリピートをいただくことが何よりの顧客満足」という考え方があります。再び発注をいただけることは、前回の取引が良かったという証明になるからです。紹介やリピートでお客様の満足度を図る当社の評価指標と、メイクスが大切にする顧客への関わり方はとても近いと思いました。

山口確かに一致する部分が多いですね。メイクスの経営理念「私たちは、住環境づくりを通じて心と体の健康寿命100歳創りに貢献します。」では、お客様の投資目的の達成にフォーカスしています。つまり、投資・運用の手段をお客様に提供しながらお客様自身の目的が達成できれば、人生100年を豊かに生きられると考えています。また、心から満足したお客様は自然と人に言いたくなったり、体験を共有したいという思いからご紹介や追加購入に至っています。

水迫メイクスでは電話営業などは一切せず、紹介営業のみで成り立っています。営業職の働き方としても、単に売上・利益を上げるだけでなく、働く人の幸福度を上げる要因としてお客様の満足があります。「ありがとう」と言われるから営業の幸福度が上がる、ESがCSを生み出し、CSがまたESを生み出すそんな好循環のモデルがあると思います。

田中とても良いですね。メイクスの方向性は、私が働く会社や私自身が大事にしたい価値観にも共通する部分があり、その共感も信頼につながっている気がします。

未来を見据えた投資で不動産価値を向上

複数のトラブルが発生…直面した不動産運用の壁

山口即断・即決で購入を決めた田中さんですが、その後の運用では壁にぶつかったと聞きました。

田中物件を購入して1年ほど経った頃、部屋の設備の故障がありました。そこはデザイナーズマンションでドイツ製の高額な水栓を使っていて、ドイツから交換部品を取り寄せるだけで14万円ほどかかってしまいます。その頃は、故障したら同じもので直すしかなく、「ドイツ製だからこのくらいの費用がかかります」と言われると他の選択肢を考慮できませんでした。想定の範囲外のことが突然起きてしまい、結構ストレスになりましたね。

水迫当時の私は運用戦略提案としてまだ未熟で、ドイツ製以外のものに付け替える柔軟な提案ができませんでした。今なら蓄えてきた知識をもとに様々な水栓を提案できますが、その頃は「壊れてしまったので直しましょう」としか案内できない状況だったのは大きな反省点です。
また同時期に、退去時の壁紙を取り換える費用について協議していました。その方はタバコを吸っており、通常の使い方ではなかったことから、いくら費用を負担していただくかという調整も難航しました。

田中当時は年収が今の半分ほどだったこともあり、同時に2つの問題が起きて何十万もの出費が突然発生した金銭的ダメージも大きかったと思います。また、自分で選択していない強制的な出来事は「やらされ感」が出ます。今ならそれほど大きなトラブルではないと思えますが、選択肢もなく「この内容でお金を払ってください」という状況になったことも精神的な負荷がありました。

水迫そういった突発的な出来事は、お客様が最も傷つくものの一つです。購入したタイミングが中古だったため、「もしかすると直近で設備の不具合が起こる可能性があります。このくらいの出費が必要かもしれません」と一言伝えておくだけで、田中さんの心の準備ができたのかもと反省しています。先回り、想定力、期待値の調整はとても大切なものと身に染みる出来事でした。

山口投資家の方にとっては、投資期間にどんな費用がかかるのかを想定していない場合、急な出費はとてもストレスが大きいですね。水迫は設備の故障や入居者さんとの折衝も積極的に間に入り、事細かに進める営業です。そういったお付き合いをしているからこそ、問題が起きたときも田中さんと一緒に解決していけたのではと思います。

田中私と同じように負担を感じるオーナーはまだまだ多いと思うので、水迫さんのようなサポートをしてくれる営業マンや投資運用会社がぜひ業界全体でもっと増えてほしいと思います。その方がお客様との信頼関係が深まり、会社の利益も増えるのではないでしょうか。

部屋に入った瞬間が勝負!「内見者の心をつかむリノベ-ション」の重要性

山口田中さんは物件をより魅力的にするため、リノベーションなども積極的に行っているそうですね。

田中私は部屋の中まで変えてもいいと知らなかったのですが、空室が出たときに水迫さんから「やってみませんか」と提案いただき、そんな手もあるんだと思いました。

水迫そのときはベランダの部分にあまり段差がつかないようにフラットパネルを敷き、お部屋との差がなく少し広く感じられるようにしたり、洗面化粧台がないお部屋はキッチンに鏡をつけて洗面台としても使えるようにしたりして、賃料や資産価値を上げていきました。

田中最初は「なぜやる必要があるんだろう」と疑問に思っていましたが、そのときに水迫さんから聞いた話で2つの学びがありました。一つは、「部屋に入った一瞬の印象で潜在的に入居をするかしないかを決定してしている人は意外と多い」ということです。そして部屋の雰囲気が気に入って直観的に決めた人も、一度住めば簡単に転居することはあまりないとわかりました。
もう一つは、「多くの人に選ばれる部屋を作るより、コアターゲットを絞り強烈にペルソナに刺さる部屋をつくって入居が決まればいい」ということです。高く評価してくれる1人を見つければ成立するゲームルールであること。水迫さんからのアドバイスは、本当にその通りだと思いました。このとき学んだ2つのことは未だに心に刻まれていて、他の物件にも応用しながら運用しています。

試行錯誤の結果、3万円の賃料アップに成功

山口その後、田中さんは8年ほど前に台東区に2軒目の中古物件を水迫から購入したそうですね。

水迫当時、台東区の物件は世間からそこまで注目されておらずとにかく平米単価が安かったことと、37平米という広さに対して11万5000円と家賃が安かったこともおすすめした理由です。①マクロ視点では中心部へもアクセスも良く将来的なエリアポテンシャルの高さ、インバウンドによるブランド化など未来を可視化、想定し、②ミクロ視点ではこの辺りでは珍しいデザイナーズ物件でしたので特に光っていると感じて田中さんに紹介しました。

田中エリアとしての魅力の話はとても納得感がありました。上野や東京駅、浅草が近く、両国・秋葉原にもアクセスが良く今後すごく人が増えるエリアだと感じて決めました。

水迫:当時、入居入れ替え時にリペアとリフォームに30万円ほどをかけて、賃料を一気に14万5000円までアップさせたんですよね。

田中そのときも色々と失敗談があって、天井の壁紙を木目にしたらいいんじゃないかと水迫さんと話して、やってみたらやたら旅館のような古風な雰囲気になりなんだかイメージと違ってしまって(笑)。急いではがして別のものに取り替えました。

水迫一度施工した壁紙をはがすのも、新しいものにするのも当然お金がかかりますが、この張替えの判断をしなければ家賃3万円アップは難しいと感じていました。衝突を覚悟の上でそのことを田中さんにお話したところ、すぐに理解していただき決断してくださったんです。他には田中さんがネットで選んだシーリングライトのサイズ発注ミスがあったりして、色々とトライ&エラー試行錯誤を重ねた思い出があります。

山口この頃は夜中に部屋の掃除やリノベーションをしていたと聞いています。

水迫田中さんと私の時間を合わせられるタイミングが深夜しかなく、夜な夜な集まっては部屋の掃除をしたり、排気カバーをスプレーで塗って見栄えを良くしたりしていました。

田中最初の物件でドイツ製の水栓が壊れた例とは違い、このときはたくさんある選択肢の中から自分で選んで決めて、ダメだったらまた変えることができました。ですから「やらされ感・負担感」などはまったくなくて、水迫さんのアドバイスを受けながらやるものの、うまくいかなくても自分の責任だと思っていました。ネガティブな感情はなく、失敗も笑い話にできる良い経験をしたと考えています。

水迫今となっては話のネタですよね。でもリノベーションした結果、しっかり家賃を3万円アップさせることができました。結果、努力の甲斐あり年間家賃36万円増、資産価値も720万円増とプロジェクトは大成功でした。

リノベーション前
リノベーション後

安定した収益を生む秘訣は「攻めと守りのバランス」

一時的な赤字を恐れない!攻めの運用を支える信頼関係の力

山口リノベーションはコストがかかるため負担に感じるオーナー様も多い中で、田中さんは非常に楽しんでいるのが特徴的だなと感じます。

田中成功した時の収支を理解することが重要ですね。リペア・リフォームに30万かかったとしても、家賃が1万上がったら200万円~300万円大幅な資産価値上昇により余裕でペイできる。そういったバランス感覚がないと意思決定はできないと思います。確かに一時的には赤字の期間もありますが、その後の上がった状態を予測しないままでは、少しの出費も大きく感じてしまうかもしれません。

水迫田中さんはバランス感覚に優れていて、投資や運用に対するリテラシーも非常に高いので私も攻めの運用を提案しやすいです。

山口私自身、たくさんのお客様とお付き合いさせていただく中で「幸せになる人・仕事がうまくいく人・投資がうまくいく人はみんな共通して自立している」と感じます。人に任せるべき部分は任せつつも、自らの意思決定で物事を決めて実行する人は、何をやってもうまくいく。田中さんのお話を聞くと、自立しているからこそ成功につながっているんだなと改めて気づかされます。

水迫そんな田中さんだからこそ私も本気を出して、1円でも賃料を高くしたい、そのために今できることは何か?を全力で考えぬいたのち提案をしています。結局は人同士の付き合いで、お互いが強いリスペクトをしながらプロジェクトを一緒に成功させる気持ちになれたからこそハイパフォーマンス運用ができているんだと思います。

マイナス収支を脱却、早期プラス化で生まれた喜びと自信

山口台東台東区の物件は、プロジェクトとしては何をゴールに設定していたのでしょうか。

水迫私としては、とにかく早く実利・含み益を出して差し上げたいということです。物件を購入してすぐは基本的にマイナス収支ですが、家賃を1万円程度上げることができれば、ランニングコストがなくなり収支プラスにできますね。さらに資産価値は450万円上昇し売却での損益分岐点の前倒しにもつながります。
私は「自分がされたら嬉しいな」と思うコンサルティング像があって、それを実現するために日々努力を続けています。どうせやるなら、誰でもできる仕事(マンション経営)ではなく、誰もが到達できないハイレベルな仕事(マンション経営)をやり遂げたいと考えています。

山口なるほど、それが水迫さんから「攻めの提案」が生まれる源泉なんですね。

田中顧客としては、水迫さんのやり方はとても良いと思います。物件を保有して毎月マイナス収支だと、やはり気持ちが苦しくなってしまいますよね。それを早めにゼロやプラスに持っていくためにあらゆる提案をもらえるのは助かりますし、精神的な負担も少ないと実感しています。
私は台東区で家賃を3万円アップした際、収支がプラスに転じるタイミングが訪れました。「毎月2万円プラスになっている」と思えた瞬間、不動産経営への不安が大きく減ったんです。早い段階でプラスへとたどり着けるオーナーは、満足度も高くなるのではと思います。

山口収支がマイナスからプラスに転じた瞬間はとても嬉しいものですよね。その成功体験が間接的にお客様の紹介やリピートにつながり、メイクスの評判も上がることにつながると感じました。

攻めと守りのバランスで成功をつかむ

水迫普段は「攻めの提案」を基本としていますが、もちろんお客様の状況に合わせて提案の温度は使い分けています。実際、台東区の物件では一度賃料を下げたこともありましたね。

田中最初の物件で水栓が壊れた際の出費なども重なったタイミングで、かつ年収も今の半分だった頃なので、そのときは無理に攻めない方がいいと。少し賃料を下げて一旦ここは見送って、次に空室が出たら頑張りましょうという話を水迫さんとしました。

水迫お客様の準備が整ったタイミングをしっかり確認して、OKであれば攻めの提案を出します。やりたいからやるというだけでは、お客様が苦しくなってしまう可能性もあるため、適切なタイミングが来るまではあえて戦略的に見送る場合もあります。

山口コミュニケーションでお客様を起点にしているということですね。お客様がどうしてほしいと思っているのかをまず聞くこと、そこから始まるから良い提案が生まれるのではと思います。

水迫こちらから何か提案する際、「最終的にはこれくらい資産価値が高まりますよ」とお伝えすると、お客様の目が輝く瞬間があります。期待値を上げすぎてもダメですが、私はできる限りそれを叶えてあげたいなと思うんです。その共通認識をいつも持っていることが大事だと考えています。

田中「最近、水迫さんと話してないな」と思ったら、タイミングを逃さず連絡いただけるんですよ。それってすごいことだなと思いますし、そんなフォローができる営業マンはなかなかいません。自分の利益そっちのけで、いつでもこちらを気にかけてくれることが嬉しいですね。

収支が見えると世界が変わる

田中さん流「不動産投資リテラシーの磨き方」とは

山口田中さんは不動産投資や運用を通じて金融リテラシーを高めていったお手本のような存在ですよね。普段から収支の計算などもこまめにやっていらっしゃるのですか。

田中最初はどうやって計算するのかまったくわからなかったのですが、確定申告をするときにすべて計算しました。管理費がいくらで、銀行へのローンがいくらで、家賃収入がいくら入ってきているのか。管理費は修繕費とまとめて銀行から引き落とされていることも多く、きちんと計算しなければ収支がわかりません。
日々の生活では多くの人が「入ってくる給与がいくらで、食費や家賃にこれくらい必要で…」と計算しながら生きているはずなのに、不動産投資になると途端にそれがわからなくなる人が多い印象です。きちんと計算してプラスになった人は、おそらく「不動産やって物件を2つ持ってるけど、毎月プラスいくら入ってくるんだよ」と自慢したくなるはずですよね。

水迫株式の投資家はスマートフォン一つで利益の上がり下がりが目に見えますが、不動産投資家はなかなかリアルタイムには利益がわかりにくいです。不動産投資がプラスになっている人たちや、周囲に話したくなる成功体験をこの業界でどんどん増やしたいというのが私の理想です。

山口私たちも情報管理をしたいと考えてはいますが、不動産管理会社にある情報は家賃と管理費収入のみに留まります。その他は銀行・都税事務所・国税局などと情報のソースがバラバラで統合できないため、それこそが不動産投資を難しく感じる人が増えてしまったり、ユーザーフレンドリーでない印象を与えてしまう要因かもしれません。

田中見える化されないせいで投資家側にリテラシーが育たず、売却したらいくら入るという安心感がなかったり、家賃が上がるとこんなに収益が変わるんだとわからない場合も多いと思います。知らないからだまされる・搾取されることがないように、投資家自身でこの課題を乗り越える必要があると思います。

運用戦略のプロが隣にいる安心感!不動産投資で頼れるメイクスの存在

山口もう一つの課題として、不動産は相場観がわかりづらいというものもありますね。例えば中古車なら、売る側も買う側も見られる中古車販売サイトがあり、他社との比較もできます。しかし不動産にはそれがないため、納得感の高い取引が実現しづらいのではと感じています。

田中私自身も「不動産の世界って決まった価格がないんだ」というのは大きな驚きでした。金額はやり方次第で上げられますし、利回りをいくらで売るのかも選べます。情報があまり出回らないから、個人のリテラシーの差によって「知らない世界で値段が動かされている」という感覚がネガティブな印象になるのかもしれません。

水迫その考え方には私も共感します。お客様が市場で有利に戦うためには隣に運用戦略のプロがいる方が有利ですから、セコンドとして私が入りたいと思っています。賃貸・投資運用・自宅売買・リペア・リノベーションのプロと対峙するなら、こちらも練度の高いプロを味方につけて初めて良い勝負ができ、理想の値段で売れる、理想の賃料に到達ができる可能性が高まります。そういう運用戦略の専門職が顧問としてお客様の隣に寄り添う時代にこれからなっていくと考えております。

山口多くの投資家はそのセコンドがいない状態で投資をしています。水迫のようにセコンドについてくれる人がいれば、利益も生まれやすいですね。

長い目で見て価値を高める。時間軸を意識した運用

田中メイクスや水迫さんとお付き合いするメリットは、要望どおり賃貸募集を遂行していただける賃貸チームや、建物管理チームが丁寧迅速にマンションの清掃・修繕をしてくれたり、他の部屋のオーナーさんと一緒にマンション全体で価値を上げていける点にあると思います。
実際、江東区にも所有しているメイクスの物件は「水迫さんが担当している他のオーナーさんが家賃を大幅に上げたので、次は田中さんのお部屋も高確率で大幅アップできますよ」という事例がありました。普通、空室になったら焦るオーナーが多いと思いますが、私の場合は次に部屋が空いたら賃料大幅アップが待っているのでむしろ空室になるのが楽しみです(笑)。

山口次に部屋が空いたときは田中さんの部屋の番で、みんなで利益を享受できるのはいいですよね。「空室が楽しみ」という言葉には驚くオーナー様も多そうです。

田中空室に対するとらえ方は、ある程度の経験やリテラシーが備わらないとポジティブに考えられないかもしれません。でも家賃アップの選択肢があることや、部屋をリペア、リノベーションして価値を高める重要性がわかっていれば「空室=損」とはならないと思います。
確かに家賃収入が入らないのは、月単位で見ればマイナスでしょう。ただもっと長い時間軸で考えれば、瞬間的にマイナスになるだけの話であって、賃料上昇を達成すれば空室マイナスの何倍もしくは何十倍もの資産価値を高める効果があります。家賃収入と売却時に得られる利益とは分けて考えるのが大事だと思います。。

山口その部分に対する知識や理解がないと、運用が億劫になりかねませんよね。時間軸に関する思考は、昔からお持ちだったんですか。それとも今のお仕事に就いてから身につけたのでしょうか。

田中社会人になった後に、時間軸をとらえることって大事だなと学びました。例えば目の前の人に「ありがとう」と言われるよりも、長い目で見た時に「今は嫌がられるけど後で感謝される」というように、瞬間的な利益に惑わされないことが大事です。
社会人になってすぐの頃は、そのときだけお客様に良い顔をしたけれども、結局3ヶ月後を見るとパフォーマンスが上がらなったなんてことはよくありますよね。それは小さな「ありがとう」を受け取ってはいるものの、大きなものはもらえていないということです。今の会社でコンサルタントとして多くの経営者と接するようになり、もっと時間軸を伸ばして考えることが大事だと知りました。

山口不動産投資に関するお話を聞いていても、今おっしゃった田中さんの一貫した姿勢が伝わってきます。

田中金融は基本的に瞬間的な利益を得るものではないと思います。一時はマイナスだとしても、後で大きなプラスがあればいい。水迫さんと契約するときもそんな考え方が根底にありました。契約するときにはお金は出ていくものだし、その瞬間はプラスではない。でも水迫さんなら必ず後で返ってくると確信したので、この人から不動産を買って運用しようと決断しました。

自分で決める楽しさを実感。不動産運用で得た“経営”の視点

山口不動産投資を始めた当初は、投資への興味や勉強のためという目的がありましたよね。今の田中さんはどのような目的で投資をしているのでしょうか。

田中ありがたいことに、今は好きな仕事をしながら生活に困らない収入もあり、投資を始めた頃と同じくお金に興味はありません。ただ、不動産投資という「体験」は非常に価値があると思っています。
運用や金融に関する知識を身につけ実践することは、私自身のマネジメント能力の向上など仕事の場面でも大いに役立っています。体験として他では得難いものが得られるから今も投資を続けている、というのが大きな目的かもしれません。

水迫なぜか私が担当させていただくお客様はどんどん出世していくのですが、田中さんはその筆頭です。出会った頃は一社員でいらっしゃいましたが、今や人気の経営コンサルタントであり、カンパニー長も務めていて目覚ましい成長の軌跡をたどっていると思います。

田中水迫さんと一緒に作戦会議をしながら、賃料や敷金礼金はどうする?リノベーションはどうする?と意思決定する機会が多かったのも良い経験になっています。水迫さんから「こんな方法がありますよ」とヒントをもらいつつ、最後は自分の責任で決めなくてはいけない。そうやって試行錯誤の末に理想とする金額で入居が決まったときは、本当に嬉しかったですね。

山口ご自身で決めて進んだ道に成果が表れると、喜びと楽しみもひとしおですね。

田中うまくいったりダメだったり、マーケットからどんな反応があるかという成果を見ながら運用していくので、会社を経営しているような感覚で面白い体験でした。不動産投資の世界は「不動産会社にお任せすれば自分は何もせず自動的にリターンがある」と考えられがちなのですが、「そんなに楽して都合よく稼げるものなんてないよ」というのが私の実感です。その点をあらかじめ知っておかないと、何かトラブルがあったときに必要以上に損をした気持ちになりかねません。

水迫確かに、実際、オーナーさんの運用理解度や労力やコスト投入は、運用成果に密接に関連している可能性が高いと考えられます。ただ、不動産投資は年中忙しくやらなくてもいいのが大きなメリットです。
私がよくお客様に言うのは「オリンピックと同じです」ということ。数年に1回、空室になったタイミングだけしっかりと優先順位をあげていただき「一所懸命」に一緒に頑張りましょうとお伝えしています。現在、台東区のお部屋は築20年となり初めて大掛かりなリノベーションを実施しデザインを一新して購入当時より5万円以上の賃料上昇を目指すプロジェクトに着手しております。上昇幅として誰も到達したことのない未踏のラインを目指して走っております。業界トップクラスの大幅賃料上昇額3万円を飛躍的に超える5万円を樹立できれば、さらに田中さんの運用ライフが華やかなものとなり、未来がとても楽しみですね。

田中水迫さんはいつでもこちらを優先してくれて、相手に喜んでもらうことが好きで仕事をしている雰囲気が伝わってきます。そんな水迫さんだからこそ私の与信をすべて預けているので、今後もぜひ二人三脚で不動産運用を進めていきたいですね。

田中さんへのインタビューを通じて、不動産投資を長期的な視野でとらえる大切さと、運用に関する知識・理解を深める必要性をあらためて実感しました。本日はお話をお聞かせいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらシェア

  • twitter
  • facebook
  • hatena

著者/監修者紹介

アバター画像

メイクス100年不動産ナビ編集部

メイクス100年不動産ナビ編集部は、不動産投資をはじめ、資産形成についてワクワクしてもらえるようなの情報の提供を目指しています。初心者向けの情報から既にオーナーの方、知見のある方に向けた、不動産投資や資産形成についての疑問を客観的な視点から発信しています。

この著者の一覧ページへ

この記事が気に入ったらシェア

  • twitter
  • facebook
  • hatena

登録無料

メルマガ登録

資産形成や不動産投資の基礎知識から実践ノウハウまで役立つ知識情報をお送りします。 メルマガ限定の情報もあるので是非ご登録ください。

当フォームのご利用には、当社の「個人情報保護方針」にご同意いただく必要がございます。 フォームを送信する前に必ず プライバシーポリシー をご確認ください。
  • 資料請求はこちらら
  • CONTACT

RECOMMENDオススメ記事

メイクス100年不動産ナビは株式会社メイクスが運営する不動産情報メディアです。不動産投資の基礎知識からマンション経営、資産形成、賃貸、売却などの実践ノウハウまで役立つ知識をお届けします。

  • 資料請求はこちらら

キーワードから記事を検索

カテゴリーから記事を検索