厳しい状況下でも投資家目線でコミットして利益を創出する秘策とは!?|コンサルタント社員インタビュー

最終更新日:2024.09.12 (公開:2024.08.15)

厳しい状況下でも投資家目線でコミットして利益を創出する秘策とは!?|コンサルタント社員インタビュー

左:山口 一真 右:水迫 隆志

不動産投資において、物件選定やリスク管理が大切であることは言うまでもありませんが、不動産会社選びやアセットマネジメントの質に目を向けることも重要です。

物件を運用しながら、さまざまな課題もクリアして、将来の資産形成を目指す。その過程で、適切なサポートを受けられるかどうかは、すべてのオーナー様にとって気になる点でしょう。

そこで今回は、2006年にメイクスに入社し、業界をリードするといっても過言ではない優れた運用実績を持つコンサルタントの水迫隆志へのインタビューをお届けします。聞き手はメイクス コンサルタントセールス本部役員の山口です。

「攻めの運用」でオーナー様の利益創出にコミットする

山口:水迫さんが得意とするのは、アクティブな「攻めの運用」です。リーマンショック、震災、そしてコロナ禍と、不動産業界にとって非常に苦しい時期においても、オーナー様の投資物件の家賃を下げることなく、むしろ家賃を上げるという卓越したアセットマネジメントスキルを持っています。

そうした事例をみなさんにも共有させていただくことで、不動産投資の可能性がより広がると考えて、今回のインタビューを企画しました。それでは、本日はよろしくお願いします。

水迫:メイクスのコンサルタントの水迫です。よろしくお願いします。

山口:まずは、水迫さんがどんな思いを持ってこの仕事に取り組んでいるのか、簡単にお話ししてもらっても良いですか?

水迫:私が持っているのは「不動産投資の理想を実現する」という思い、ただそれだけです。不動産投資の理想の姿は、言わずもがなですが「利益を出すこと」であり、オーナー様はそれを目標にして不動産投資にトライするわけです。

我々、メイクスのコンサルタントを信頼して、何千万円、何億円という巨額のお金を投資してくださっている。だから、その真剣な気持ちに答えたいという一心で業務に取り組んでいます。

不動産投資における課題に向き合う

不動産投資における課題に向き合う

不動産投資はあまり儲からない?

水迫:資産運用には株式投資、債券、投資信託、NISAなどさまざまな方法があります。不動産投資においては、国政、金融政策、トレンド、再開発などの各種パラメータをマクロ分析し、保有物件に適した成長戦略や勝ち筋を見極めて、ミクロ戦略によって資産価値を高めていくことが理想的な運用と考えています。

多くの金融商品は現金運用がベースで公の価格があり、プラスマイナスの運用益が見やすいのが特徴です。不動産運用に関しては、融資で実行できるメリットはありますが、賃料や売却価格には一定の相場観があるものの、基本的に相対的であり、戦略やスキルによって同じ物件でも運用パフォーマンスに差が生じるのが実際です。オーナーファーストを心掛けた運用会社や担当者、練度の高い専門家の存在がパフォーマンスの鍵となります。

あくまで私が監修した運用案件ではありますが、10年~15年の運用期間で300万円~2,000万円の運用益、または含み益を得るオーナー様が多くいらっしゃいます。平均しても15年以内に一部屋で500万円ほどの運用益を得られるように設計しています。多くのオーナー様が複数件所有しているため、効果は所有件数に比例して増加します。

■4件保有の例(期間10年~15年):

  • バッドシナリオ:300万円×4件 = 1,200万円
  • ノーマルシナリオ:500万円×4件 = 2,000万円
  • グッドシナリオ:1,000万円×4件 = 4,000万円

※こちらは水迫監修による一例となりますので、参考程度にご覧ください。

このような実績を見ると、中長期的な資産形成効果は他の金融商品と比較しても優位性があります。

しかし、業界全体でみればサブリースロック問題や、都市型RC運用マンションは融資評価が高く、フルローンで実行できるものの、低利回り、マイナスキャッシュフローでの開始となりやすいので、売却を促したいビジネスアンチに挫かれやすく、当初の運用ルールや前提・目的を見失い、道半ばで挫折するオーナー様もいらっしゃいます。

目先マイナスだからか「不動産投資って、あまり儲からないんじゃないか?」と考える人も一定数いるのが現状です。正直、不動産投資を取り巻くこうした現状について、言葉を選ばずに言えば「しゃくだな」とさえ思っています(笑)。

山口:おそらく不動産に関わる人間は、みんな同じ思いを抱いているはずですよね(笑)。

水迫:私は、そうした風潮を壊してやりたいと思っているんです。それには、当然ですが「不動産投資は儲かる」ということを数多く証明しなければいけません。

自分の周りには不動産投資について教えてくれる人なんていなかったので、自分なりに研究開発して、どうすれば利益を最大化できるかをとことん考えました。

不動産投資において、オーナー様はある意味では「投資家」+「経営者」なわけです。株の投資家や経営者をイメージすると分かりやすいと思いますが、「どうやったら儲かるかな?」と徹底的に情報収集、分析して勝ち筋を考え実践しますよね。ですので、本来であればオーナー様自身がそうした考えを持って不動産投資に取り組むのが良いと思うんです。しかし、オーナー様はご自身の仕事などで忙しいわけです。

山口:では、誰がその「投資家」の役割を担うかと言ったら、コンサルタントしかいないわけですよね。

水迫:おっしゃる通りです。だからこそ「どうすれば不動産の資産価値を飛躍的に高められるか」を突き詰めて考えるしかありませんでした。

そしてたどり着いた答えは、結局は家賃が肝だということです。家賃をないがしろにしていては、資産価値は絶対に高まらないということが分かりました。

外部環境に左右されずに不動産の価値を高めるには?

水迫:だいぶ昔ですが、当社の物件売却担当が「リユースで売却したい物件があるんだけど、もともとの家賃がこの金額だったから、リユースの金額も伸びないんですよね」といった話をしているのを耳にしました。

私からすると、その物件はエントランスも立派で、お風呂にテレビまで付いている非常に魅力的な物件に見えました。それでも、もともと設定されていた家賃によって物件の評価が決まるということを知ったんです。

しかし、逆に考えれば、物件の家賃を徐々に上げていき、高値をキープできていれば資産価値は安泰だということです。一定の家賃にとどまって手をこまねいているのではなく、戦略的に、攻撃的に、もっとアクティブに運用すれば良いんです。だから私が担当する物件は、新築時から下がらないように最善を尽くしています。

オーナー様の視点で見てみましょう。家賃収入で物件購入時のローン返済を進めていくわけですが、家賃を高い位置でキープできれば、毎月固定のローン返済額を超える家賃収入も可能になりますよね。

山口:ローンを利用しているから、オーナー様自身が持ち出す金額も、諸費用代金と手付金で100万円程度。コストが発生したとしても、コスト以上の利益が出ますよね。

水迫:この状態を実現できればお客様に喜んでもらえますし、それこそが不動産投資のコンサルタントとして責任を果たすことだとさえ思っています。

当然、不動産業界にも繁閑の波がありますし、景気の影響も受けます。そして、かつてのリーマンショックのような予想外の出来事も発生します。そうしたさまざまな局面がありながら、いかに家賃を下げることなくキープするか。ここを考えていくのは非常に難しい反面、コンサルタントの腕の見せどころでもあると思います。

オーナー様に「異常なまでに」コミットする理由

オーナー様に「異常なまでに」コミットする理由

不動産投資に対する情熱が運用結果に直結する

山口:水迫さんのオーナー様に対するコミット具合は「異常」と言っても良いくらいすごいものを感じます。そこまでコミットするようになったきっかけは何なんでしょうか?

水迫:山口さんも経験されていますが、リーマンショックや東日本大震災など、市場が冷え込み、投資環境が最悪の時代でも、メイクスは投資用不動産を販売していましたよね。そのような状況は、オーナー様からすれば不安なんてものじゃないはずです。

山口:世の中の状況的にはどん底ですからね。

水迫:しかし、投資家の視点で見ると、みんなが厳しい状況というのは、むしろ良いものを割安で入手できるチャンスでもあるわけです。だから私はオーナー様には「今が踏ん張り時です。一緒にがんばりましょう」と伝えていました。

オーナー様にとって、そうした状況を耐えるには相当なパワーが必要なはずです。それでも、私の言葉を信じて厳しい時期を耐えてくださった方は、僕の中ではもう「家族」のような存在なんです。

だから、ここまでオーナー様にコミットするようになった明確なきっかけがあるわけではなく、「自分を信じてくれたオーナー様を裏切りたくない」「オーナー様の期待に応えたい」というコンサルタントとしてのプライドが、私をこの仕事に邁進させている原動力だと思っています。

オーナー様に「不動産投資に挑戦する」と判断してもらった以上、堂々としたパフォーマンスを見せられない状況というのは、言ってしまえばオーナー様の判断を否定してしまうことになる。コンサルタントとして、それだけはどうしてもできないんです。

山口:水迫さんの情熱は、オーナー様を成功させるための「執着心」と言っても過言ではないですね。

水迫:不動産投資は、株式の短期売買や為替取引のように、四六時中ずっとチャートに張り付いている必要はありません。そうは言っても、例えば、家賃を改定できるチャンスでもある物件が空室になるタイミングを見逃さないなど、要所要所で「一所懸命」に打ち手を仕掛けていく必要があります。不動産投資は「物件を購入すれば終わり」ではないんです。

そうした不動産投資に対する情熱が運用結果に直結するはずなので、オーナー様にも同じ熱量で不動産投資に向き合っていただきたいなと思っています。

山口:そうした情熱的な側面というのは、水迫さんのもともとの性格なんですか?

水迫:九州男児なので、そうした熱っぽいところがあるのかもしれないですね

メイクスのコンサルタントとして働く上でのプライド

水迫:15年ほど前、メイクスに入社してしばらく経ったころですが、当時から私は「東京都内のマンションは、ワンルームでも4,000万円台を突破する物件も出てくるはずです」と熱く語っていました。社内でも笑い者でしたよね(笑)。

山口:そのころは都内でも1平米あたり100万円、ワンルームが2,500万円くらいでしたからね。

水迫:でも、私は国の動きや再開発の状況など、マクロ的な分析を行った上での考えだったため、ある種、確信めいたものがありました。

当時の東京都の都市力はまだ弱く、もっともっと都市としての力をつけていかなければ東京都として、ひいては日本として、世界で生き残る道が閉ざされてしまうという状況でした。だから、きっとあらゆる方面から東京都に対する大きな投資が入り、東京都の価値は必ず伸びるだろうと思っていたんです。

ただし、東京都の価値が向上するまでには10年から15年はかかるとも思っていました。ですので、オーナー様にはそうした大局をお伝えした上で、ずっと寄り添ってフォローしていました。当時は私の言葉に半信半疑だったオーナー様も、5年、10年と時間が経過して、東京都がどんどん強くなっていく様子を見て「本当に水迫さんが言う通りになってきたね」と言ってくださるようになりました。

この話は極端な例かもしれませんが、オーナー様の利益創出にコミットして、良い時だけでなく、市況が悪い時でもしっかりと向き合って、最終的にオーナー様に利益をもたらす。これこそが、自分がメイクスのコンサルタントとして働く上でのプライドなんです。

不動産投資を成功させるために実践していること

▽実績資料

不動産投資を成功させるために実践していること

空室発生は絶好のタイミング。物件価値を上げられる要素を総チェック

山口:水迫さんのアセットマネジメントの大きな特徴は「どんな状況でも家賃を下げない。むしろ上げにいく」というところだと思いますが、それを実現するために取り組んでいることを教えてください。

水迫:入居者様がいる状態では家賃を上げることは難しいので、まずは空室になるのを待ちます。普通に考えたら、空室になってしまうとその期間は家賃収入が入ってこないため、あまり歓迎される状況ではないと思いますが、一方で家賃を上げられるタイミングでもあるため、私のお客様によっては空室になるのを首を長くして心待ちにしている方もいます(笑)。

山口:それで、空室が出たらまずはどんなアクションを起こすんですか?

水迫:まずは現地を見に行きます。現地に行かないと話になりません。

山口:現地に行って、どんなところを見るんですか?

水迫:部屋を見る前に、まずはマンション全体の状況や周辺の環境を確認します。エントランスにゴミが落ちているなんて論外ですし、マンションの掲示板が乱雑になっているような状態もNGです。マンション近辺でゴミ出しのルールが守られていなかったら、行政にも連携して改善を促します。

山口:賃貸物件を探している人が内見に来たときに、テンションが下がってしまいますもんね。

水迫:おっしゃる通りです。家賃を上げるということは、そのエリアの賃貸物件の市場価格よりも高い金額で入居いただくわけです。すなわち、高級品を取り扱っているのと同じことですので、そうした細かな配慮やアクションもとても大事だと思っています。

そして、エレベーターホールや廊下などもチェックしながら部屋に入っていくわけですが、部屋のチェックでは、汚れ以外にも重要なポイントが2つあります。

1つは、「その部屋がトレンドに即しているか」ということです。部屋の作りも、時代ごとにトレンドがあります。例えば、バブルのときに建てられた物件はドアノブが金色だったり、ユニットバスが大理石調だったり、まるで「成金主義」のような物件が多いですよね。でも、みなさんの感覚もどんどん洗練されてきていますから、そんな部屋では借り手がつかない。だから、もしも時代遅れの部屋であれば、オーナー様と改修の相談を行います。

もう1つは、「そのエリアに住もうと思う方のペルソナにマッチしているか」ということです。「このエリアなら、こういう人が借りるだろうな」というイメージを持ち、賃料が高くても、少し背伸びして借りたくなるような部屋にするのが理想です。

山口:現地に行って、部屋や周辺環境を見て、そのマンションに住む人のストーリーを頭に描くわけですね。聞いたところによると、物件があるエリアの特徴を把握するために、物件周辺に泊まったりすることもあるそうですね。

水迫:自分に土地勘がないエリアでは、その街がどんな雰囲気の街で、どんな方たちが暮らしているのかが分からないですからね。そのエリアにある飲食店に入れば、街に住む人の雰囲気もある程度把握できます。やはり、自分の目で直接一次情報を見るのが重要だと思っています。

部屋を改修すると言っても、むやみやたらに改修するわけではありません。必ず家賃を上げられるとは限らないですし、オーナー様にも予算があります。だから「その予算の範囲内で、どのようにすれば借り手に価値を感じてもらえるか」を考えて、落としどころを見つけて再設計しています。

物件売却時のステージングには徹底的にこだわる

山口:家具を配置するなど、部屋をモデルルームのように演出して印象をアップさせる「ステージング」という手法も使われるそうですね。

水迫:ステージングは物件を売却するときに非常に有効なテクニックで、欧米では結構使われている手法です。このステージングを行うことで、物件売却の際に8%~10%ほど高く売れると言われています。

「ここにソファを置いて、ここにキャビネットを置いて」といったかたちで、頭の中に部屋のイメージを描いて理想の部屋づくりができる、いわゆる「空間把握能力」に優れている人というのはあまり多くありません。一般的に、空間把握能力を持っている人は全体の20%程度と言われています。そこで、空室の部屋に実際に家具を置いたりして、その部屋の世界観を作ってあげるんです。そのほうが部屋を高く評価してもらいやすくなるわけです。

山口:確かに、自分が住んだときのイメージが湧きますからね。

水迫:このステージングを行う企業や人を「ステージャー」と呼ぶのですが、ステージャーによっては、私が先ほどお話ししたトレンドやペルソナをまったく無視したコーディネートをしてしまう場合もあるんです。

通常の価格で物件を販売するのであれば、そのステージングでも良いかもしれません。しかし、私が狙っているのは今まで一度もつけたことがないような高値です。その高値でも物件を購入したいと思ってくれる方に納得いただけるような世界観にすべく、家具やソファ、観葉植物などの細かいところまでこだわっています。

細部のニュアンスまでしっかり具現化して欲しいので、不動産仲介会社に「ステージャーと直接会ってイメージを伝えたい」とお願いしたのですが、「そこまではできません」と断られたことがありました。

私は、このステージングが成約に向けた非常に重要な要素の一つだと思っているので、「では、もし私がイメージしているような家具をステージャーが用意できなかったら、その日のうちにすべての家具小物を撤去してもらいます。その覚悟でお願いします!!」と言ったこともありました(笑)。

不動産仲介会社も、ステージャーもみんな、この物件を「誰も達成したことのない水準」で売却する高度なプロジェクトの一員。だから、私と同じく熱量を持ってプロジェクトに取り組んで欲しいんです。

山口:結果的に、その物件のステージングはいかがでしたか?

水迫:思っていた以上の仕上がりになっていて驚きました(笑)。この物件があるエリアの相場は4,100万円くらいだったのですが、自信を持って5,000万円で売り出しました。不動産仲介会社は「さすがにその価格では売れないですよ」と言っていましたが、オープンルームから2週間で2件も申し込みが入ったんです。

山口:物件を見に来る人も、エリアの相場は調べてくるはずですよね。だから、その物件の価格が相場よりも割高だと分かっているはずです。それでも欲しいと思ってくださるということは、その金額に見合う価値を感じてもらえたということですね。

水迫:ステージングは、物件のブランディングやプロモーションみたいなもの。それをどう設計すれば成約につながるかをしっかり考えることが重要です。

山口:ワンルームの物件でもステージングは行うものですか?

水迫:あまりやらないですね。ワンルームでステージングを入れてしまうと、かえって部屋が狭く見えてしまいます。むしろ何も置かないほうが、部屋が広く見えて借り手がつきやすいかなと思います。

「見ても分からないノイズ」に着目し改善する

山口:部屋の内観を損なう「ノイズ」についてもお聞きしたいのですが、ノイズの排除で意識していることはありますか?

水迫:誰が見ても「邪魔だな」と思うものは当然ノイズになりますが、私が意識しているのは「見ても分からないノイズ」です。クッションフロアの柄、フローリングの素材、壁紙など、別段汚れがあったり傷がついたりしていなくても、感覚的にこの柄、設備、部材はトレンドオフしてそうだなとか、「おや?」という違和感があれば、それは入居者さんのQOLを低下させるノイズであり、改善する余地があるということです。

もちろん、物件のオーナー様がどれくらい資産価値を向上させたいのか、お金をかけられるか、どれくらい熱量を持って部屋を良くしようと思っているのかによって改善できる範囲は変わってきますが、ノイズの改善を考えるときは、オーナー様と一緒に部屋を見ながら決定していきます。「決裁権者」であるオーナー様とともに確認を進めていけば、その場で判断を仰げますからね。

賃料を上げたことがない物件で、初めて賃料を上げようとする場合、必ず上げられる保証はないわけなので、「ここを変える場合は、これくらいの金額がかかりますよ」「このままにしておいても良いですが、その場合はこういったリスクがありますよ」「改善を図りブラッシュアップすればこれだけ資産価値をあげられる可能性が高まりますよ」といった説明を一つ一つ行って、丁寧なコミュニケーションを心がけるようにしています。

そして結果的に、2006年以降に私が関わった案件の95%は賃料を上げることに成功しています。だからこそ、通常よりも踏み込んだ提案でも、自信を持って堂々と行うことができるのです。

2006年当時は、賃料を1,500円~3,000円ほど上げるのがやっとでしたが、さまざまな打ち手を研究して、現在は当時の5倍の15,000円以上の賃料アップは数多く達成しており、10倍の30,000円アップも戦略的に狙って再現できるまでになりました。

コンサルタントとしての実績

コンサルタントとしての実績
メイクスグループお客様ファースト部門「最優秀グランプリ賞」受賞
※メイクスグループお客様ファースト部門「最優秀グランプリ賞」受賞

常にレベルの高い運用パフォーマンスを目指して

山口:水迫さんは2006年にメイクスに入社しているので、もうすぐ勤続20年を迎えるベテラン社員なわけですが、これまでの実績を簡単に教えていただけますか?

水迫:手前味噌になりますが、長年の経験で培ったアセットマネジメントスキルで、常にレベルの高い運用パフォーマンスを目指しています。直近では、コロナ禍で賃貸相場が急落する中でも、担当する物件では賃料を一切下げず、むしろ賃料を上げるというアクティブな運用を行いました。そのほか、これまでも大幅な資産価値上昇案件を数多く生み出してきました。

このようなパフォーマンスを達成できたのも、私の戦略に親身に耳を傾けプロジェクトを支えてくれているメイクスプラスのメンバーや、建物の問題をスピーディかつ的確に解決してくれる建物管理メンバーの存在はとても大きいです。他社管理体制と比較して、メイクスの賃貸・建物管理会社はオーナー様にとって有利な体制だと言えると思います。そしてメイクスの売却担当メンバーに関しても、オーナー様が有利な売却活動が行えるように自社のサブリース解除の調整をして、高値を目指してくれる姿勢はとても心強く思っております。

では、賃料をアップしたのちに出口戦略を行った事例をご紹介します。とある案件で、購入時の価格が2,310万円のワンルームを12年間にわたって運用していただき、最終的に3,500万円で売却しました。2,200万円のローンの残債が1,480万円だったので、「3,500万円-1,480万円=2,020万円」の差益を生み出したのです。そのお客様から、私に対して次のようなレビューを寄せていただいています。


S.Y.様:男性 / 50代 / 会社員

水迫さんと出会ったのは12年前、不動産投資を始めてすぐの48歳の頃でした。職場の仲間にかかってきたメイクスからの勧誘電話、会社のルールで取次ぐことなく電話を切りましたが、なんとなく気になりHPを拝見。当時のメイクス本社が自宅の近所ということもあり、こちらから逆アプローチで現れたのが水迫さん。

当時、不動産投資のセールストークの主流は税金対策。他の会社の方々は夢のような税金還元資料を提示してきましたが、水迫さんは10年後、20年後の価格UP率の資料を提示し出口戦略のお話をされたのが印象に残っています。

当時の自分の感覚としては、ワンルームマンションは経年により価格が下がると思っていましたので、価格上昇は、半信半疑でした。 都心の駅近で家賃10万円超を条件に探していたので条件に合う築浅23平米の物件を購入いたしました。

ほぼ4年周期で入居者が入替りましたが1ヶ月空くことなく次の入居者が決まり、コロナ禍のR2年も2ヶ月で決まりました。これも退去のタイミングで水迫さんに相談しながら適切な修繕と相場にあった家賃設定を行った結果かと思います。

当初の8年間は家賃は動きませんでしたがその後、退去の度に4千円UP、更に9千円UPと着実に収支が良くなりました。また、購入6年後にローンの借換えを行い利率が半分になり残債の返済スピードが加速しました。

今回、利益確定と移住を想定した別荘購入の資金のため売却を水迫さんに相談し売却を行いました。 購入時2310万円のワンルームを12年間運用し、3500万円で売却。ローン2200万円の残債が1480万円でしたので、差益3500-1480=2020万円となりました。

ほかに複数の物件を持っていますが、こんなに親身に相手のことを考え相談に乗っていただける方は水迫さん以外には見当たらないかと思います。

※お寄せいただいたレビューを読みやすくするために改行のみ加えています。


私のこれまでのリーシング・マネジメントやキャピタル・マネジメントの具体的な実績、そしてお客様からいただいたお声は、メイクスのWebサイトの「コンサルタントレビュー」に掲載されています。以下のリンクより、ぜひご覧ください。

コンサルタント水迫隆志

「論より証拠」特有のアセットマネジメントスキルで、業界をリードする多数の「運用実績」を保有しております。コンサルタントレビュー|水迫隆志

今後の展望について

今後の展望について

人生100年時代の今、メイクスの理念を体現していく

山口:コンサルタントレビューにも記載されている通り、これまで数多くの「戦略的勝利」を収めてきた水迫さんに、今後の展望をお聞きしたいと思います。

水迫:今後の展望は、メイクスが掲げている「私たちは、住環境づくりを通じて、心と体の健康寿命100歳創りに貢献します」という理念、そのままです。人生100年時代において、不動産投資でしっかりと資産を築き、心も体も健康で経済的にも豊かに生きられる、そんな人を一人でも多く増やしたいと思っています。

みなさんの周りで「不動産投資でこれだけ儲かった」と言ってくる方ってあまり見たことがないと思いますが、その状況を変えたいんです。投資家であるオーナー様が一体何を求めているのかを的確に把握し、私なりのアセットマネジメントを通じて、不動産投資の成功事例を無数に作り出せたら最高ですね。

山口:成功事例が増えていくと、どうなっていくと思いますか?

水迫:成功事例が多くなればなるほど、この業界の地位が上がっていくと思っています。地位が上がれば、より多くの人たちが不動産投資を行うようになる。そうなれば、誰もが安心して参加できるマーケットになるはずです。そして、参加者が増えれば、すでに不動産投資を行っているオーナー様たちも出口戦略を取りやすくなりますしね。

山口:先日、メイクスと同じように不動産投資関係の事業を展開する企業の社長とお話ししたときに、その社長も「業界全体で成長していきたい」とおっしゃっていました。この言葉だけを聞くと、水迫さんや私と同じ考えのように思えます。

しかし、その社長は続けて「とにかく広く集客して、投資する人を増やせばマーケットは自然と拡大するはずだ」ともおっしゃっていました。私は、それに違和感を抱いたんです。投資する人を増やしても、儲かる人を増やさなければ、マーケットは育つわけがないからです。

水迫:おっしゃる通りですね!マーケットの拡大は確かに参加者を増やし、業界にポジティブな効果をもたらすと期待はできますが、実際は運用での成功、顧客運用支援に対して業界全体でフォーカスを当てて成功事例をたくさん増やしていけば、「論より証拠」で高い評価を得られる業界へ進化すると思っています。

欧米では我々のような業界の地位はとても高いです。医師、弁護士に並び、不動産エージェントは一目置かれている存在です。より多くの成功事例を生み出し、我々から新風を巻き起こしていきましょう。

山口:水迫さんは優れた視点を持っていると思います。お客様の投資を成功に導き、その結果としてマーケットが拡大して、業界の地位がさらに向上してくと良いなと感じました。

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著者/監修者紹介

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メイクス100年不動産ナビ編集部

メイクス100年不動産ナビ編集部は、不動産投資をはじめ、資産形成についてワクワクしてもらえるようなの情報の提供を目指しています。初心者向けの情報から既にオーナーの方、知見のある方に向けた、不動産投資や資産形成についての疑問を客観的な視点から発信しています。

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