不動産に投資をするという観点からみたとき、名古屋の魅力はどのようなところでしょうか。
名古屋は主に…
・名駅(名古屋駅)
・栄
ふたつの街があり、どちらも魅力的です。10年ほど前は、栄が文字通り栄えており、名古屋はビジネス客がよく来る、どちらかというと名古屋以外の方が楽しむ街というイメージでした。
しかし名駅あたりも最近ではかなり発展しており、とくにリニアの開通を前に名駅の将来性に関しての盛り上がりは目を見張るものがあります。今回は、不動産投資の観点から名古屋と栄の魅力についてお伝えします。
目次
名古屋の魅力
最初に確認しておきますと、不動産投資は安定した家賃収入を基盤にして、長い時間をかけて負債を返済して、資産を構築するものです。よって何より大切な家賃収入が落ちないことになります。物件の価格、地価、駅からの距離など気を付けるべきポイントはたくさんありますが、何より安定した家賃収入を得ることが不動産投資を運用するうえでは重要なポイントです。
よって人口ボリュームがあり、家賃が低価格ではない三大都市(東京、名古屋、大阪)のうち名古屋はかなり魅力的な選択です。東京は家賃も高い代わりに物件価格も高いと感じる方が多いでしょう。また昨今のご時世柄、通勤が少なくなりリモートワークに対応できるようになりました。それでいて便利で暮らしやすい都市部となると、名古屋が浮かびます。
名古屋の現在
実は2019年に名古屋市は税収で過去最高を記録しています。つまり経済面で調子が良いのです。東京と大阪を結ぶ真ん中にあるためインフラ面が好調で、JR東海はかなりの業績を上げています。街には地下鉄が走り、生活面でいえばコメダ珈琲店に代表される独特の“モーニング文化“がありユニークで魅力ある都市です。
未来の計画
名古屋といえば欠かせないのがリニア・モーターカーの開通とそれに伴う駅周辺の発展・開発です。東京―名古屋間の開業は2027年、大阪―名古屋間は2045年の開通を目指しています。
現に名駅周辺は現在急ピッチで開発が進んでおり、それに伴って人口も増えています。詳しくは後述しますが、名古屋はさらに魅力的な街に変貌しようとしています。
日本全体が人口減少に入り、大都市圏・都市部同士の人口の奪い合いも続いています。理由として考えられるのは以下です。
●都心部は地価が高すぎて一般人にはとても住めない地域になりつつある
●リモートワークの浸透で地方に住むという選択が開かれた
●少子高齢化であまりの過疎地は住みづらい
●年を取ると少し都市部に引っ越す人も多い
では、名古屋の2大エリア、名駅と栄について不動産投資の観点からみていきます。
名駅の魅力
名駅の魅力について見ていきましょう。
名駅の歴史
名駅はビジネス街として発展してきました。出張に便利でアクセスも良く、ビジネスパーソン中心に愛された街でもあります。そうでありながら、遊びに行くなら栄という人々の意識がありました。名駅はあくまでビジネス街であり、エンターテイメントの要素が少なかったのです。一方で、ビジネスパーソンが多く訪名することから飲食店のレベルが高い面がありました。
名駅の未来計画
1999年にJRセントラルタワーズが完成したのを皮切りに、高層ビル開発が始まりました。高島屋、マリオット、そしてセントラルタワーズ。高層ビル群が誕生して、オフィスだけでなく遊びにいく街としての側面を持ち始めたのです。アクセスの良い新幹線駅である名駅を中心に、めざましい勢いで発展を遂げています。
従来の名駅は、「働く場所」という印象でした。しかし高層ビルができたことで、「あえて遊びに行く場所」にも変化しつつあるのです。
(2022年7月7日撮影)
不動産投資の観点からみる名駅
再開発が進むと当然ながら人も集まり、便利な場所となるので住宅のニーズも増えます。
不動産投資の物件選びのポイントとして代表的な下記3点
●立地(駅からの距離など)
●家賃
●築年数
名駅近辺はどれも満たしていると言っていいのではないでしょうか。道も広く、混雑はしないので住みやすい環境です。これからさらに開発が進んで住みやすさはアップしていくことでしょう。
栄の魅力
次に栄の魅力について解説していきます。
栄の歴史と現在
栄は30年近く前からずっと「遊びに行く街」としての歴史を持ちます。名古屋在住の人達だけでなく、愛知県全体や近隣の岐阜県などからも遊びに来る人が多く、文字通り栄えていたといえます。歓楽街があり、買い物ができて、朝も昼も夜も楽しめる街として依然として人気があります。パルコもあるため幅広い年齢層が栄を訪れるのです。
栄の未来計画
2026年の夏に開業予定なのが栄の複合型ランドマークです。
オフィスや複合映画館など、錦三丁目25番街に計画されているランドマーク。できあがったらまた栄が新しくなることでしょう。
名駅と比較して、少し古さを感じさせた栄ですが、再開発が予定されているため、さらに魅力的な街として生まれ変わることが期待できます。
中日ビル(2022年11月25日撮影)
不動産投資の観点からみる栄
不動産投資の観点から見ると、人が住むのに便利だという点は大きいと考えられます。不動産投資は長く住んでもらえると利益が出やすいため、治安や住みやすさは重要です。特にワンルームマンションやファミリーマンションに暮らす単身者あるいは家を買う前のファミリーが暮らしやすいかはしっかり見なければなりません。
栄は利便性が高く、何でも手に入るので生活には便利で治安の面を見ても懸念を少なく感じる方が多いでしょう。
名古屋の不動産投資はココを見る!
では、不動産投資の観点からどこを重点的にチェックすべきか合わせて確認していきましょう。
駅前の利便性
注目するべき点は駅から物件の距離と、駅前の利便性です。愛知県はトヨタ自動車の本社があるぐらいですから自動車王国で、道も広く、片道4車線の道路などもあります。行きと帰りで8車線ですからかなり広い道路です。よって自動車での通行が盛んなのですが、ビジネスパーソンや車を持たない選択をした層の電車利用も多いです。
ちなみに駅の利用者数は
●名古屋駅・・・12万6,578人/日
●栄駅・・・7万2,180人/日
となっています。
参考:名古屋市ホームページ
名古屋駅の方が栄より栄えているかというとそうではなく、名駅はビジネス街なので得乗降者数が多いのです。
ハザードマップ
次に見るべきは名古屋市が出しているハザードマップです。
不動産関係者に向けた情報もあり、情報が整理されています。
ちなみに名古屋市では全戸に向けて『なごやハザードマップ防災ガイドブック』が配布されています。事前に手に入れるにはインターネットのこちらの情報を参照して下さい。
参考:名古屋市ハザードマップ
洪水・内水・高潮・地震・津波・ため池のハザードマップ、指定避難所のマップなどが準備されています。
名古屋では近年大きな地震がないため、災害のに向けた準備しておく必要があるかもしれません。また、内側に位置するため高潮と津波はそれほど警戒する必要はないかもしれませんが、洪水は起こりえることなので、チェックしておきましょう。
現在の地価
名駅と栄駅の現在の地価も確認しておきましょう。
2022年末現在、以下のようになっています。
●名駅は坪単価43万円
●栄は坪単価46万円
栄の方が少し高い理由は、現在進行形で栄えているためであり、名駅はこれから地価が上がっていくものとみられます。いずれにせよ名古屋圏だけにいえることではありませんが、これから時勢の変化を考慮し、不動産価格が上がっていくとが期待できるため不動産関連で動くなら早めが良いと考えられます。
名古屋の将来性
名古屋は魅力にあふれています。不動産投資は将来にわたって資産を積み上げていくものですから、街の未来に何が起こるかはとても重要な要素です。そう考えると、名古屋の発展性や将来性はかなり不動産投資にとって希望になるのではないでしょうか。
以下、理由を挙げていきます。
理由① リニア開通
まずリニアの工事が進んでいます。東京―大阪の中間地点として、アクセスが便利でかなり早く移動できるのは魅力的です。東京へも大阪へも数時間でアクセスできるとなれば、リモートワークが進んで東京勤務で名古屋在住、月1で東京へ出社・・・などのライフスタイル・ルーティンも固められるのではないでしょうか。
中部国際空港セントレアもありますし、全国を飛び回るハブ的立ち位置として、名駅と栄はとても魅力的な街です。
理由② 開発
また、名古屋は現在進行形で大規模開発中です。リニアの開通に向けて再開発が進んでおり、街全体が新しくなり、将来への期待が生まれ楽しみな側面があります。
再開発後は、碁盤の目のように路面電車とバスの中間の乗り物が走るとされています。スマートロードウェイトランジット(SRT)構想と呼ばれる新しい路面公共交通システムは、インターネットとアプリを駆使しながら便利かつスマートな移動体験を実現できるとされます。こちらも非常に楽しみです。
参考:スマートロードウェイトランジット(SRT)構想
理由③ 地価上昇・人口急増中
今まで記述している通り、名駅も栄も地価の上昇は著しいです。そして重要なことに人口も増加しています。現在、日本は少子高齢化社会に大きく傾いるため、人口が増えているだけでとても魅力的な地域であることがわかります。また、重要な生産人口(単身者や子育て世代)の人口が増えていることが重要で、賃貸マンションを借りて長く住んでくれる人たちが増えているのは、歓迎すべきことです。
まとめ
名駅と栄の魅力について見てきました。
不動産投資という観点から見てみると、
●開発の影響を受けてより一層ビジネスマンの移住や入居の期待が高まる名駅
●単身者の「今すぐ出かけたい」というニーズに対応できる栄
どちらもかなり魅力的といえるのではないでしょうか。
いずれにせよ、リニア開通で名駅も栄も大きく変わることが予想されます。ふたつの街をつなぐSRTが張り巡らされることや、街全体も大きく進化の途上にあります。名駅は特に南側に高層ビル群が建ち並ぶ予定です。そこへアクセスできる名駅そのものの価値が上昇することを期待できるでしょう。
栄もまたつられて開発が進みます。世界が注目するスーパー・メガリージョン構想をベースに名古屋圏は大きく変わっていくのです。将来が楽しみな土地であるといえるでしょう。
参考:スーパー・メガリージョン構想
名古屋の不動産に興味がある方、もっと詳しく知りたい方は、実績豊富なメイクスまでお気軽にご相談ください。専門知識を持ったコンサルタントが最適な資産運用をサポートします。
※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。㈱メイクスにおいては、何ら責任を負うものではありません。
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