東京都心だけでなく、神奈川県の川崎や横浜への交通アクセスも良い大田区。羽田空港があることから、遠方へも移動しやすく、出張や旅行が多い方からも人気のエリアです。
そんな大田区は不動産投資においてもメリットが多く、注目されているエリアのひとつになります。今回は不動産投資における大田区の魅力について解説します。
目次
東京都大田区の基本情報
東京都大田区は、東京23区の中で最も南に位置するエリアです。面積は23区の中で最大であり、その広さは豊かな地域性を育んでいます。
工業地帯としての歴史を持ち、多くの中小企業が集まるエリアです。一方で、田園調布などの高級住宅街があり、その美しい街並みや高級感が有名なエリアでもあります。
また、大田区には日本有数の空港の羽田空港があり、国内外への玄関口として重要な役割を果たしています。さらに、川崎や横浜へもアクセスしやすく、交通の便が良いことも大田区の魅力のひとつです。
このような地理的・歴史的背景から、大田区は多彩な魅力を持つエリアとして、多くの人々に親しまれています。
大田区の人口
2024年5月現在、東京都大田区の総人口は738,351人で、世帯数は416,229となっており、総人口は23区の中では世田谷区、練馬区に次ぐ3位の多さを誇ります。
大田区の中では蒲田地区が最も人口が多く、2024年5月現在で300,781人(175,612世帯)です。蒲田地区にはJR東日本、東急電鉄、京急電鉄(京浜急行電鉄)といった複数路線が乗り入れていて、蒲田駅周辺は公的機関が集まる大田区の中枢を担うエリアです。
大田区の人口はコロナ禍の影響で2021年から減少傾向にありましたが、2023年に増加に転じ、今後も緩やかに増加していくことが予測されています。
<大田区の人口推移表>
年(各年5月時点) | 人口 |
---|---|
2020年 | 738,841人 |
2021年 | 733,729人 |
2022年 | 729,523人 |
2023年 | 732,996人 |
2024年 | 738,351人 |
■出典 : 世帯と人口 | 大田区
大田区の交通アクセス
大田区は東京都心部と神奈川県の両方に容易にアクセスでき、交通利便性が高いという特徴があります。区内に乗り入れている電車路線は次の通りです。
- JR東日本(京浜東北線)
- 東急電鉄(東横線、目黒線、多摩川線、大井町線、池上線)
- 京浜急行電鉄(本線、空港線)
- 都営地下鉄(浅草線)
- 東京モノレール
大田区の主要駅である蒲田駅は、JR京浜東北線、東急池上線・多摩川線、京急本線・空港線など複数の路線が乗り入れていることから、通勤や通学もスムーズです。蒲田駅周辺には繁華街やオフィス街が広がっており、多くの人々が行き交う活気あるエリアです。
大田区は羽田空港へのアクセスも良いため、国内外の出張や旅行で飛行機を利用する方にとってもメリットのあるエリアといえるでしょう。
大田区の主要エリア
大田区には、多様な魅力を持つエリアがいくつかあります。
蒲田地区は大田区で最も人口が多く、JR東日本、東急電鉄、京急電鉄(京浜急行電鉄)が乗り入れる利便性の高さが魅力のエリアです。蒲田駅周辺は、都内でも有数の繁華街・商業地区として栄えており、多くの人々が訪れます。
蒲田地区に次いで人口が多い大森地区も注目のエリアです。JR京浜東北線の大森駅東側にはオフィスや繁華街が広がる一方、西側は閑静な住宅街となっており、異なる表情を併せ持っています。特に東側の商業エリアは、ビジネスパーソンや買い物客が多く、夜には多くの飲食店が賑わいを見せています。
そのほか、閑静な住宅街の田園調布は、高級住宅街として非常に有名なエリアです。美しい街並みとともに、放射状に植えられたイチョウ並木は特に人気のスポットであり、季節ごとに異なる景観を楽しめます。
不動産投資の観点から見る大田区の魅力
ここまで大田区の概要を説明してきましたが、不動産投資の観点からはどのような部分に魅力があるエリアなのでしょうか。
ここからは、不動産投資における大田区の魅力について解説します。
交通アクセスが良い
大田区内にはJR東日本、東急電鉄、京急電鉄(京浜急行電鉄)、都営地下鉄、東京モノレールなど、数多くの鉄道路線が乗り入れています。そのため、大田区からは東京・品川方面や神奈川県へのアクセスも良好です。
さらに、渋谷・新宿方面にも比較的アクセスしやすいため、首都圏全体への交通利便性が高いエリアといえるでしょう。
交通アクセスの良さは不動産の価値を高める重要な要素となるため、大田区は不動産投資の投資先としてとても魅力があります。
単身世帯数が多い
先に触れた通り、大田区は23区内で人口が3位、世帯数が2位と、23区でも特に人口が多いエリアです。
中でも、2020年の国勢調査のデータによると、世帯人員が1人である「単身世帯」の割合は53.6%となっており、大田区の半数以上の世帯が単身世帯です。不動産投資の観点から見ると、単身世帯が多いということは、ワンルーム賃貸マンションの需要が高いことが想定できます。
利便性の良いエリアにある物件や、人気の設備が整った物件であれば、安定した収益が見込める可能性があります。
■参考:国勢調査 令和2年国勢調査 人口等基本集計(第6-3表 世帯人員の人数別一般世帯数,会社などの独身寮の単身者数,間借り・下宿などの単身者数,一般世帯人員及び一般世帯の1世帯当たり人員-全国,都道府県,市区町村)|政府統計の総合窓口
比較的治安が良い
治安の良さは、住む人にとって重要な要素となります。特に子育て世代のファミリーや女性の一人暮らしの場合、地域の治安は最優先の条件となるでしょう。
大田区の犯罪率(「刑法犯認知件数÷人口」で算出)は2023年のデータでは0.52%と、23区の中でも治安が良いエリアに入ります。
大田区は閑静な住宅街も多く、田園調布などの高級住宅街は、美しい街並みと静かな環境が特徴です。治安が良く住みやすい環境は、長期的に安定した賃貸需要を生むため、不動産投資においても大きなメリットとなるでしょう。
再開発が活発に行われている
大田区は、東京都内の主要駅である品川駅へのアクセスも良く、蒲田駅や大森駅から電車で10分程度で行ける距離です。
そのため、品川エリアでの大規模再開発による波及効果を受けやすく、大田区でマンション投資をする方にとって大きな追い風となるでしょう。品川の再開発が進むことで、周辺エリアの価値も上昇し、大田区の不動産市場にも好影響を与えます。
さらに、大田区の主要エリアである蒲田や大森でも再開発が進められており、これらのエリアの今後の発展も期待できるでしょう。
また、大田区内にある羽田空港も周辺の再開発が活発に行われています。羽田空港の国際化や施設の拡充に伴い、ビジネスパーソンや観光客が増加して、空港周辺の需要も高まる可能性が高いです。
また、現時点では構想段階ですが、約800メートル(徒歩約10分)離れている蒲田駅と京急蒲田駅を鉄道で結ぶ新空港線(蒲蒲線)が実現すると、区内から羽田空港をはじめ、新宿、渋谷、池袋方面へのアクセスが格段に向上します。
■参考:大田区ホームページ:新空港線(蒲蒲線) メインページ
不動産投資で注目したい大田区の駅周辺エリアを紹介
不動産投資で注目したい大田区の駅周辺エリアとして、次の5つが挙げられます。
- 蒲田駅周辺
- 大森駅周辺
- 多摩川駅周辺
- 田園調布駅周辺
- 大岡山駅周辺
それぞれのエリアの注目ポイントを見ていきましょう。
蒲田駅周辺
蒲田駅はJR京浜東北線、東急池上線多摩川線が通る利便性の高い駅で、都心へのアクセスの良さが大きな魅力です。通勤・通学にも便利なことから、幅広い層に人気があります。
家賃相場は、隣接する品川区、目黒区、世田谷区と比較しても低めなため、都心の高額な家賃を避けながらも利便性が高い場所を求める入居者にとって、蒲田駅周辺は魅力的な選択肢となるでしょう。
また、蒲田駅周辺は交通利便性が良いだけでなく、商業施設も充実しています。ショッピングモール、レストラン、カフェなどが豊富にそろっており、住民の日常生活を彩るさまざまなサービスが提供されています。
生活しやすい環境が整った蒲田駅周辺は、大田区の中でも注目すべきエリアだといえるでしょう。
大森駅周辺
大森駅は、大田区の中でも蒲田駅に次いで利用者の多い駅です(2021年度実績)。駅周辺では再開発が進行中で、インフラの整備や新たな施設の建設が行われており、今後さらなる発展が期待されます。
駅の西側は商店街を抜けると閑静な住宅街が広がっており、また教育施設が充実しているため、子育て世代から人気があります。単身世帯だけでなく、ファミリー層をターゲットとした不動産投資としても最適なエリアといえるでしょう。
一方、東側はビジネス街と商店街が広がり、多くの企業がオフィスを構えています。よって、ビジネスパーソンにとって利便性が高く、その意味でも賃貸需要が見込まれるエリアです。
大森駅周辺には、全部で8つの商店街が広がっていることも特徴のひとつです。これにより、住民の日常生活が便利になり、地域全体の魅力が高まります。
多摩川駅周辺
多摩川駅は東急多摩川線・目黒線・東横線の3本の路線が通るなど、交通利便性が良いことは不動産投資では大きな魅力となるでしょう。
高級住宅街で知られる田園調布に位置しており、閑静な住宅街が広がっている地域です。多摩川駅周辺は戸建て住宅が多いイメージがありますが、一人暮らし向けやファミリー向けの賃貸マンションも点在しています。
家賃相場はやや高めですが、静かで治安の良い環境を求める人々にとって魅力的なエリアです。しかし、飲食店やスーパーなどの商業施設が少ないため、買い物の利便性が低い点には注意が必要です。静かな環境を求める場合には住みやすいエリアですが、日常生活の利便性を重視する入居者には需要が低くなるかもしれません。
田園調布駅周辺
田園調布駅は、渋谷や新宿、池袋へも約30分と都心へのアクセスがしやすいのが特徴です。田園調布駅には大型の商業施設は少ないですが、普段使いに便利な駅直結のショッピングモール「東急スクエアガーデンサイト」があり、生活に必要な物がそろっています。
また、街全体が日本庭園のような美しさを誇り、景観が良く、静かで穏やかな雰囲気が漂っています。遅くまで開いている娯楽施設もないため、治安が良い点も大きな魅力です。
整然とした街並みと緑豊かな環境は、多くの住民にとって心地良い生活空間を提供しています。小学校、中学校などの教育施設も多く、特にファミリー層に人気です。
田園調布の静かで治安が良く落ち着いた環境は、ファミリー層だけでなく、一人暮らしの女性の方からの需要も高いでしょう。
大岡山駅周辺
大岡山駅は、東急大井町線・目黒線の2つの路線が通っています。2023年からは相鉄線と東急線の直通運転も始まってアクセスがさらに向上し、通勤・通学の利便性が高まったことで、地域全体の価値が上昇する可能性があります。
また大岡山駅は、日本初の駅上病院があるユニークな特徴を持つ駅です。病院が併設されていることで、住民にとっては安心感につながっています。
また、駅の近くに東京工業大学があることから学生街としても知られており、学生向けの賃貸物件に対する需要が高いです。このことからも、学生を対象とした単身者向けワンルームマンションやシェアハウスなどの投資先として魅力的なエリアだといえます。
大田区は抜群のアクセス環境が魅力のエリア
大田区は東京23区の中で面積が最大で、その広さから豊かな地域性を持っています。治安が良いことや再開発が活発に行われていることも特徴で、ファミリー層から単身世帯まで幅広い人気を集める魅力的なエリアです。
都内主要ターミナル駅や羽田空港、横浜、川崎方面への交通利便性が良く、鉄道沿線と主要駅周辺を中心に今後も発展が見込まれることから、賃貸需要は引き続き高く維持されることでしょう。
大田区エリアの販売実績まとめ
> メイクスデザイン池上ASYLCOURT
> メイクスデザイン蒲田WEST
> メイクスデザイン平和島
> メイクスデザイン西馬込
> メイクスデザイン千鳥町ASYLCOURT
> メイクスデザイン糀谷ASYLCOURT
> メイクスデザイン大森Ⅱ
> メイクス池上TREFOIL
> メイクス池上LUCE
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